こんにちは、ひろです。
「売買判断の見直し①」からの続きです。
前回は「エントリー・タイミングから思いつく判断を抽出」を進めたところで終わりましたので、ここではエントリー方法の種類やエントリー方向について少し掘り下げてみたいと思います。
目次
エントリー・タイミングから思いつく判断を抽出
エントリー方法の種類やエントリー価格の決定など、思いつく判断方法を抽出してみます。
エントリー方法の種類
- トレンドラインの境目
- 反発を期待してエントリー
- 貫通を期待してエントリー
- 水平線の境目
- 反発を期待してエントリー
- 貫通を期待してエントリー
- インジケーターの境目 (移動平均線など)
- 反発を期待してエントリー
- 貫通を期待してエントリー
エントリー方法の種類は色々ありますが、すぐに思いつくものとしては、トレンドラインの境目、水平線の境目、インジケーターの境目 (移動平均線など)があります。これらはテクニカル分析としてよく使われてると思います。
トレンドラインの境目 (例)
水平線の境目 (例)
インジケーターの境目 (移動平均線の例)
これらはすべて見た目が違いますが、相場の仕組みから考えるとエントリポイントとしては共通点があると考えています。
その共通点は「注文が多くたまっている可能性が高い価格帯」だと言いうことです。
また、その価格帯は「優位性の高いエントリーポイント」だと言い換えることができると思います。
なぜこのエントリー方法に優位性があるのか?
なぜそう言えるのかというと 、特に反発を期待したエントリーの場合を想像するとよく分かります。
「注文があまりない価格=反発できない価格」だからであって、注文がないにもかかわらず急に値動きが変わるようなことはありえないからです。
例えば、優位性の高いエントリーポイント以外の価格で注文した場合、エントリー直後に反対方向への大きな値動きが発生しないため、注文した価格を行ったり来たりする値動きをする可能性が高くなり、損切りまでの値幅を大きめにせざるを得なくなります。
反発を期待してエントリー
例えば、下落中の相場の中、買い注文が多く集中した価格に達すると見かけ上は売りが減るため、そこで下落が少し止まったように見えると思います。
それを見ていた「買いたいけど我慢していた人たち」が反射的に成り注文を入れることで価格が上昇していくといったことが考えられ、これを利用すれば安値圏でのエントリーが可能になると思います。
これにはもう一つ条件があって、売り側の損切り注文も同じ価格帯の近くに多く集中している必要があります。
つまり、ある価格帯に買い注文が多く集中していて、相場が下落してその価格帯に到達した頃さらに売り注文が発生、そこで何かのきっかけで買いと売りのバランスが崩れ「買いたいけど我慢していた人たち」が反射的に成り注文を入れると価格が上昇してくといった仕組みだと考えてます。
相場のバランスが崩れ売る人が減る
↓
買い注文だけが残り下落が止まる
↓
買いたいのを待っていた人達が反射的に成り注文する
↓
売りの損切り(買い戻し)が発生、売り注文が希薄になるので一機に価格が跳ね上がる
また、単なる買いと売りの注文バランスが崩れるだけでは大きな値の動き発生しないので、そこに優位性は発生しないと思われます。
貫通を期待してエントリー
例えば、下落中の相場の中、買い注文が多く集中した価格に達すると見かけ上は売りが減るため、そこで下落が少し止まったように見えると思います。
(ここは「反発を期待してエントリー」の説明と同じです)
少し揉んだところで、さらに少しでも下がりそうな気配を見せると「売りたいけど我慢していた人たち」が反射的に成り注文を入れることで価格が下落していくといったことが考えられます。
この場合は買い側の損切り注文が同じ価格帯の近くに多く集中している必要があります。
また、反発の失敗が確認できないと貫通しない可能性が高く、また、下落に勢いがあればそのまま貫通する可能性がります。
相場のバランスが崩れ売る人が減る
↓
買い注文だけが残り下落が止まる
↓
買いたいのを待っていた人達が反射的に成り注文する
↓
一機に価格が跳ね上がらない
↓
売りたいけど我慢していた人たちが反射的に成り注文する
↓
買いの損切り(売り)が発生、買い注文が希薄になるので一機に価格が下落する
今回は下落時に想定される現象について検討してみましたが、上昇の場合は、すべて逆向きに考えればいいと思います。
残りの問題点について
未検討の抽出結果については現在まとめ進めています。
- 損切する価格やタイミングの根拠が適切でない可能性がある
- 利確するタイミングが適切でない可能性がある
これらの問題点については、少しづつアウトプットしてみようと考えてます。
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